伝票とは?種類や記入方法を解説!
パパの会社では,伝票っていうものを使って記帳しているらしいモン。
伝票は,よく使われる会計管理の方法の1つじゃ。
今回は伝票会計について解説するぞい。
伝票会計とは
- 伝票会計=伝票で帳簿記録を行う方法
- 伝票=仕訳帳の代わりになる記録用紙
伝票会計は,取引の種類毎に分けて保存できるから,集計しやすいぞい。
三伝票制とは
- 三伝票制=入金・出金・振替伝票を用いる方法
- 入金伝票=借方が現金の取引を記入する伝票
- 出金伝票=貸方が現金の取引を記入する伝票
- 振替伝票=入金・出金取引以外の取引を記入する伝票
これ以外に五伝票制というのもあるんじゃ。
入金伝票の起票
起票=伝票に記入すること
×0年1月26日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン800円を売上げ,代金は現金で受け取った。
この場合には,次のように起票する。
必ず借方が現金じゃから,日付・貸方科目・金額のみ記入するぞい。
出金伝票の起票
×0年1月10日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン600円を仕入れ,代金は現金で支払った。
この場合には,次のように起票する。
必ず貸方が現金じゃから,日付・借方科目・金額のみ記入するぞい。
振替伝票の起票
×0年1月15日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン400円を売上げ,代金は掛けとした。
この場合には,次のように起票する。
「入金・出金・振替」の3つ伝票を使うから三伝票制じゃ。
一部現金取引の起票
一部現金取引=現金とそれ以外の取引が混ざった取引
×0年1月30日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン900円を売上げ,うち300円を現金で,残額を掛けとした。
このような,一部現金取引の起票の方法は,次のとおり。
- 取引を分解する方法
- 取引を振り替える方法
下の仕訳は上の仕訳と同じ残高になるぞい。
取引を分解する方法
×0年1月30日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン900円を売上げ,うち300円を現金で,残額を掛けとした。
取引を分解する方法では,この取引を次の取引に分解する。
- まず,商品300円を現金で売り上げた。
- 次に,商品600円を掛けで売り上げた。
この場合は,次のように起票する。
1つの取引を2つの取引に分解する方法なんじゃ。
取引を振り替える方法
×0年1月30日,三伝票制を採用するさるじー商店において,商品であるミカン900円を売上げ,うち300円を現金で,残額を掛けとした。
取引を記載振り替える方法では,この取引を次の取引と考える。
- まず,商品900円を掛けで売り上げた。
- 次に,売掛金のうち300円を現金で回収した。
この場合は,次のように起票する。
売掛金を振り替える方法なんじゃ。
仕訳日計表とは
仕訳日計表=伝票の1日分の取引を集計する表
伝票から直接総勘定元帳へ転記すると,ミスしやすい。
なので…仕訳日計表に集計してから転記する。
1週間分の取引を集計した仕訳週計表もあるぞい。
仕訳日計表の作り方
合計試算表は,下図のように作成する。
合計試算表の作り方にそっくりだモンね!
おしまい
伝票の書き方,覚えたモン!
はい,これあげるモン。
ん?
これは…ボリボリ…美味いのう。
かんぴょうだモン!
面白いダジャレじゃのう。
このおしまいトークもついにダジャレに頼りはじめたモン!
それだけは言うでない!