マネーフォワードMEで何ができる?
この講義は、税理士である管理人が家計簿アプリ「マネーフォワードME」の使い方について解説する講義です。
この講座の講義一覧については、こちらから確認して下さい。
また、家計簿の付け方に関する基本的な考え方については、家計簿の付け方講座で確認してください。
また、マネーフォワードMEアプリの登録は無料ですので、ぜひ以下のリンクからインストールしてみて下さい。
僕がオススメする家計簿アプリ「マネーフォワードME」で行う家計管理では、どんなことができるのでしょうか。
マネーフォワードMEでできることは、次の4つです。
- 日々の支出を自動で記録できる。
- 資産や負債を自動で記録できる。
- 毎月の予算目標を設定できる。
- 過去の支出を見える化できる。
以下では、これらのマネーフォワードMEを使ってできることについて、ざっくり解説していきます。
日々の収支を自動で記録できる。
収支を自動で振り分けてくれる。
マネーフォワードMEでできることの1つ目は、
日々の支出の自動記録
です。
マネーフォワードMEでは、金融機関を登録しておくことで、お金の出入りを自動で記録してくれます。
それだけでなく、取引の相手方からどんなお金の出入りなのかを予想して、科目を振り分けてくれるのです。
例えば、本屋さんで本を購入した場合には、
- 内容「購入 丸善 名古屋本店」
- 金額「1,760円」
- 保有金融機関「雄志 Kyash」
- 大項目「教養・教育」
- 中項目「書籍」
という情報を下図のように自動で記録してくれます。
収支の自動化の完成形
僕の家計管理は、マネーフォワードMEで収支の記録をほとんど自動化しています。
なぜなら、自動化することで圧倒的に楽で正確な記録ができるからです。
僕が日々の収支に関して行っていることは、
- ごくまれにある現金での支払いを手入力すること
- 給料等の内訳を手入力すること
- 自動入力された科目が正しいかチェックすること
- おかしなお金の動きがないかチェックすること
くらいで、時間的には毎月わずか約10分程度です。
このように、マネーフォワードMEを利用して収支の記録を自動化することで、家計管理の負担が最小限に抑えられるように工夫しています。
手入力でやることはほとんどない。
マネーフォワードMEによる収支の自動化は、とても便利な機能です。
この機能を徹底的に活用することで、収支管理の手間を劇的に改善してくれます。
ぜひ活用してみましょう。
資産や負債を自動で集計できる。
資産や負債の額を把握できる。
マネーフォワードMEでできることの2つ目は、
資産や負債の自動集計
です。
皆さんは、今自分の資産や負債がいくらあるのかを正確に把握していますか?
また、過去において自分の資産がどのように推移していったのかを把握していますか?
マネーフォワートMEでは、金融機関を登録することで、これらの情報をいつでも正確に把握することができるようになります。
例えば、資産や負債の残高については、
- 銀行預金の合計残高
- 保有株式の時価総額
- ポイントの残高
- まだ払っていないクレジットカードの引落額
などの情報が下図のようにリアルタイムで分かります。
なお、これらの資産の内訳の詳細は、下図のようなグラフや表で表示してくれます。
また、過去の自分の資産推移については、
- 過去の資産合計の推移
- 過去の資産内訳の推移
などの情報が下図のようにグラフと表で分かります。
資産推移で貯蓄ができているのか確認しよう!
資産推移を確認することで、過去の貯蓄の達成具合を確認することができます。
家計管理では、
結局いくら貯蓄できたのか?
はすごく重要な関心事です。
日々の収支が完璧に管理されていたとしても、目標の貯蓄が上手くできていなかったら意味がないからです。
マネーフォワードMEで資産推移を確認して、貯蓄の結果を振り返りましょう。
毎月の予算目標を設定できる。
予算を立てて、支出額の目標を立てられる。
マネーフォワードMEでできることの3つ目は、
毎月の予算目標設定
です。
マネーフォワードMEを使えば、毎月の支出の予算を立てられます。
予算とは、
何にいくら使うか予め決めた計画
のことです。
家計管理では、過去に何にいくら使ったかを振り返ることも大事ですが、予算で未来の支出の目標を立てることもすごく重要です。
予算管理を行うことで、余計な出費を予め抑えたり、貯蓄の目標をしっかり達成することができるようになるためです。
マネーフォワードMEでは、過去の予算の達成状況について、下図のようにいつでも確認できます。
これを見て、過去の目標達成の状況をしっかり確認しましょう。
今月の予算を立てよう。
では、そんな予算は、どのように立てればいいのでしょうか?
マネーフォワードMEでは、予算画面からその月の予算を立てることができます。
また、今月の予算は、下図に示すように先月実績やあなたと似たユーザーの金額を参考に計上できます。
まだ始めたばかりで、どのくらいの予算を立てればわからない方は、あなたと似たユーザーの金額を参考にして予算目標を立ててみましょう。
予算の達成状況を見ながら買い物しよう。
予算を立てたら、毎月の各科目の支払いが予算内に収まるよう、確認しながら買い物をしていくことになります。
そんな生活に慣れてくると、予算を達成すること自体がゲーム感覚で楽しめるようになってくるはずです。
そのころには、ムダな出費は一切しなくなり、どんどんお金が溜まっていくような仕組みが出来上がっています。
ぜひ、マネーフォワードMEを使って予算管理の達人になりましょう。
過去の支出を見える化できる。
マネーフォワードMEの支出分析
マネーフォワードMEでできることの4つ目は、
過去の支出の見える化
です。
マネーフォワードMEでは、過去の支出内訳や支出の推移を振り返って分析することができます。
過去の支出を振り返ることで、
- 先月は外食が多かったな。
- 先々月はしっかり節約できたな。
など、反省して次に活かすことができます。
過去の支出はグラフと表で分析できる。
では、マネーフォワードMEでは具体的にどのように過去の支出を表示してくれるのでしょうか?
まず、過去の支出内訳は、1ヶ月間で科目毎にいくら使ったのかを下図のようにグラフと表で示してくれます。
また、過去の支出の推移は、過去の支出内訳がどのように推移していったのかを下図のようにグラフと表で示してくれます。
家計管理を行う上で、過去の支出を見える化することは、改善方法を考える上でも、モチベーションを保つ上でもとても重要です。
ぜひ活用していきましょう。
過去の支出を見て今後に活かそう!
マネーフォワードMEを使えば、自分の家計の支出がしっかり分析できて、次に活かすことができます。
貯蓄を頑張れば頑張っただけ数字として見えるようになりますし、継続して家計管理を行う上ではとても良いものですね。
しっかり活用して、家計を改善させましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、マネーフォワードMEを使ってできることとして、
- 日々の支出を自動で記録できる。
- 資産や負債を自動で記録できる。
- 毎月の予算目標を設定できる。
- 過去の支出を見える化できる。
の4つがあることを学びました。
これらのことを学ぶことで、マネーフォワードMEを使った家計管理の具体的なイメージがつかめてきたのではないでしょうか。
ぜひ、あなたもマネーフォワードMEを使って家計管理を行ってみましょう。