グループ機能を活用しよう。[マネーフォワードMEの使い方講座>初期設定をしよう。]

家庭経済学

グループ機能を活用しよう。

この講義は、税理士である管理人が家計簿アプリ「マネーフォワードME」の使い方について解説する講義です。

この講座の講義一覧については、こちらから確認して下さい。

また、家計簿の付け方に関する基本的な考え方については、家計簿の付け方講座で確認してください。

また、マネーフォワードMEアプリの登録は無料ですので、ぜひ以下のリンクからインストールしてみて下さい。

家計簿アプリ「マネーフォワードME」のグループ機能とはなんでしょうか。

マネーフォワードMEを使っている方でも、グループ機能を使いこなせている方は少ないようです。

この講義では、そんなマネーフォワードMEのグループ機能について詳しく解説していきます。

ぜひ、みなさんもマネーフォワードMEのグループ機能を使いこなして、家計改善につなげて下さい。

グループ機能って何?

グループ機能とは?

家計簿アプリ「マネーフォワードME」では、グループを設定することができます。

グループ機能とは、

金融機関の一部に絞って表示を行う機能

のことで、その集計単位のことをグループといいます。

マネーフォワードMEでは、基本的に自分が持っている全ての金融機関を登録します。

グループを設定しない場合では、

これらの登録した全てのお金の動き

がまとまって集計・表示されます。

一方、グループを設定しておけば、全てのお金の動きだけでなく、

これらのうち一部のお金の動き

をピックアップして集計・表示ができます。

グループの設定のメリット

グループを設定するメリットは、

集計・表示させたい単位で家計管理ができるようになる

ことです。

例えば、

  • 楽天グループ:楽天銀行と楽天証券
  • 三井住友グループ:三井住友銀行と三井住友カード

と2つのグループを設定していた場合、

  • 全てのお金の動き
  • 楽天グループのみのお金の動き
  • 三井住友グループのみのお金の動き

の3つの集計・表示を簡単に切り替えられるようになります。

グループの設定の活用例

では、グループの設定はどのように分けるのがいいのでしょうか。

グループ機能の活用方法としては、以下の方法があげられます。

  1. 金融機関の持ち主で分ける方法
  2. すぐ使えるものと貯めておくもので分ける方法
  3. 投資用資産と生活用資産で分ける方法
  4. 事業用資産と生活用資産で分ける方法

1.では、夫と妻など、家計は一緒だけど別々で資産を管理している場合に便利です。

2.では、普通預金と定期預金など、家計管理の都合上貯蓄以外のお金だけ表示させたい場合などに便利です。

グループ機能の注意点

グループ機能には、次のような注意点があります。

  • 口座単位でしかグループの設定はできないこと
  • グループをまたいだお金の動きは、各グループで入出金とされてしまうこと

例えば、同じクレジットカードで事業用と生活用の支払いが両方あった場合でも、それぞれをグループ分けすることはできません。

また、楽天グループと三井住友グループで分けていて、楽天銀行から三井住友銀行に10万円を振り込んだとしましょう。

このとき、グループ全体で見れば、ただお金が移動しただけなので、振替という処理になります。

一方、楽天グループのみを表示した場合には、楽天銀行から10万円減ったことしか表示されないので、振替はできません。

グループの設定手順

グループの設定は、次の手順で行います。

  1. グループを作成する。
  2. グループを選択する。

以下では、それぞれの手順について解説していきます。

グループを作成する。

PCによるグループの作成

内容を見る

マネーフォワードMEにログインしたら、ホーム画面右上の

グループ選択なし

をクリックします。

グループの選択なしをクリックPC

ここでは、まだグループを作成していないので、グループ名は表示されません。

次に、下に出てきた

グループの追加・編集

をクリックします。

グループの追加・編集PC

すると、グループ設定の画面が表示されるため、

グループを作成する

をクリックして下さい。

グループを作成するPC

ここでは、

  • グループ名
  • グループに含める口座
  • 集計期間の設定
  • 設定日が土日祝日の場合
  • 口座に紐付かない手入力データの取り扱い

を入力します。

このうち、口座に紐付かない手入力データの取り扱いのチェックは、外しておいてください。

後に、資産を分割して計上する場合に不都合が生じるためです。

グループ情報の入力PC

今回は、夫の資産を集計する目的で、次のように設定してみました。

グループ情報の入力例PC

入力が完了したら、下部の

保存する

をクリックして完了です。

グループ作成完了PC

スマホによるグループの作成

内容を見る

マネーフォワードMEにログインしたら、ホーム画面右上の

設定(歯車マーク)

をタップします。

設定を開くスマホ

設定画面が開いたら、上から4つ目の

グループ

をタップします。

グループをタップスマホ

ここでは、まだグループを作成していないので、グループ名は表示されません。

ここで、右上の

編集

をタップしましょう。

編集をタップスマホ

グループの作成・編集画面が表示されるので、右上の

+(プラスマーク)

をタップしましょう。

グループの作成・編集スマホ

グループ利用時の注意が表示されるため、

理解した

をタップします。

するとグループの作成画面が表示され、

  • グループ名
  • 集計期間
  • 開始日が土日祝日の場合
  • 口座に紐付いていない手入力データ
  • 含める連絡先

を入力します。

このうち、口座に紐付かない手入力データの取り扱いのチェックは、外しておいてください。

後に、資産を分割して計上する場合に不都合が生じるためです。

グループ情報の入力スマホ

今回は、夫の資産を集計する目的で、次のように設定してみました。

グループ情報の入力例スマホ

入力が完了したら、下部の

保存する

をタップして完了です。

グループを選択する。

PCによるグループの選択

内容を見る

グループの作成が完了したら、次は作成したグループを表示してみましょう。

ホーム画面右上を見ると、現在はグループの選択なしになっています。

同時に、左下を見ると

  • 夫の財布
  • 妻の財布
  • さるじー銀行

の3つの資産が確認できます。

ここで、右上の

グループの選択なし

をクリックすると、先程作成したグループである

が選択できるようになっているため、選択してみましょう。

グループ選択前PC

すると、右上のグループに

と表示されるとともに、左下の資産から妻の財布が消え、夫の資産のみになりました。

グループ選択後PC

ホーム画面以外でも、家計の収支や資産でも同様です。

スマホによるグループの選択

内容を見る

グループの作成が完了したら、次は作成したグループを表示してみましょう。

ホーム画面右下の資産から、

預金・現金・暗号資産

をタップすると、グループが選択されていない状態では

  • 夫の財布
  • 妻の財布
  • 夫の普通預金

が表示されています。

グループ選択前スマホ

再度ホーム画面に戻り、設定(歯車マーク)からグループをタップすると、

が選択できるようになっています。

グループの選択スマホ

夫を選択し、再度「預金・現金・暗号資産」を開くと、妻の財布が消え、夫の資産のみになりました。

グループ選択後スマホ

ホーム画面以外でも、家計の収支や資産でも同様です。

まとめ

今回は、マネーフォワードMEにおけるグループ機能について解説しました。

グループ機能とは、

金融機関の一部に絞って表示を行う機能

のことで、その集計単位のことをグループといいます。

グループの設定は、次の手順で行います。

  1. グループを作成する。
  2. グループを選択する。

ぜひ、みなさんもマネーフォワードMEのグループ機能を使いこなしてみて下さい。

おしまい

次の講義

科目一覧

まとめノートを買う

問い合わせる

問い合わせる